森伊蔵を呑む
幻の焼酎の代名詞ともされる森伊蔵(もりいぞう)。
鹿児島県垂水市の酒造メーカー、森伊蔵酒造より発売されている芋焼酎。
魔王、村尾と並んで3Mとも呼ばれる。
白麹を使用。25度。
店頭販売はほとんど行われず、毎月の抽選で販売されている。
申し込みは電話受付。
抽選の倍率は1,000倍とも言われる。
1800mlと、金ラベルと呼ばれる720mlがある。
JALの機内販売でも期間限定、本数限定で販売されているらしい。
かつては「錦江」という銘柄だった。
現在の銘柄は、四代目の名前。倒産寸前だった酒造を再建した。
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さて、そのお味はというと。
たまたま知り合いに連れていかれた彼の行きつけの居酒屋で店主が「すごいものを入手しましたよ!」と意気込み、グラスにたっぷり入れて出してくれたのが、コレだった。
そのときの心境や、どれほど幻の焼酎と呼ばれるにふさわしい味なのかと、これ以上ないほど期待していた。
色、匂い、味、のどごし、後味。
私よりはるかに焼酎好きの知人は、すでに森伊蔵の味のいかなるかを知っていて、まず私に進めてくれた。
「もりいぞう?」
私の発した感想の一言目はそれだった。
その後、誇らしげな笑顔の店主(珍しいものを飲ませてやったぞ、という顔)に、
「これが森伊蔵なのかぁー。こんな味なんだー」
と言うのが精一杯だった。
あえて言えば、ほかにどこを取ってどう感動すればいいかわからなかった。
幻の焼酎なのに。
私の味覚は、こんなプレミアものの焼酎にふさわしくなかったらしい。
もっとも、こんな感想も、飲んだから言えることですけどね。